2010年03月02日(火)
広告費の減少止まらず|電通「2009年日本の広告費」発表
Posted by Kaz.
電通は2月22日、2009年の日本の総広告費と媒体別、業種別広告費を推定した統計を発表。
ついにネット広告費が新聞を上回った。
「2009年(平成21年)日本の広告費」(PDF)
これで「4大マスメディア広告」のうち、新聞、雑誌、ラジオが追い抜かれ、残るは「テレビ」のみ。
また、不況の影響でプロモーション広告である屋外広告、交通広告なども軒並み減少、2009年の情勢を色濃く写した結果となった。
中でも期待されていた「ディスプレイ広告」が振るわないのは意外だった。「デジタルサイネージ」もこれに入ってくると思っていたのだが。。。
唯一勢いのある「インターネット広告」も実は安泰ではない。
通常のネット広告は「Yahoo」などへバナーを掲載したりして行っている。
マス広告と違って、適切な顧客層へ適切に効果のある広告が打てるのと、その効果を測定出来ることに大きなメリットがあったが、実はもっと低コストで効果のあるシステムが現れた。
Twitterを初めとする、SNSの類である。SNSの中でも特に際立っているTwitterやアメーバなうなどのサービスは、今年最もネット業界でキーワードとなる「モバイル」と「リアルタイム」について特化している。
昨年はTwitterでのビジネス事例をどこも模索している感じだったが(一部を覗いて)今年は大爆発するかもしれない。
アップルのiPadも同じだが、「用意されたハコをどうやって使いこなすか。」今年の大きなテーマというか、どこにでも転がっている全く新しいビジネスチャンスとなる可能性が大いに存在している。そんな可能性を感じさせる。
また、もう一つ気になるのが、「お金をかけなくても効果は期待出来る」という事だ。
Twitterのように細かいことを短縮して「必要なものを必要なだけ最も速く、最も単純に情報として手に入れる」ことに慣れてしまえば、お金をかけて広告を制作したところで、たとえマス広告だろうがネット広告だろうが関係なくなってしまうのではないか。。。
もちろん、ブランド重視の広告は必要で残っていくだろうが、全ての広告関係者に関わる人が行っている仕事の全てはそういったものではない。
例えば自分が「カメラが欲しい」と思ったとする。
昔はチラシや店舗に行って品定めをして購入していたが、今は「kakaku.com」で検索して一番安いところで購入する。
でも、Twitterで「カメラが欲しい」とつぶやいて、誰かが即「あのカメラよりこっちのカメラが良いよ!」とか「そのカメラなら、さっきあの店で〇〇円で売ってたよ」とか方が何よりも効果が高い。さらに誰かが「今、◯◯のお店にいるんだけど、君の欲しいカメラ、5台限定で半額で売ってるよ!」なんて言われたら、どう考えてもそっちの方がユーザーにとってはメリットになる。
今、どこにどんな情報が自分の欲しい情報として眠っていて、それをどれだけ簡単に効率良く知りうることが出来るか。
これを手に入れたユーザーが、一番得をするし、その知りうる方法はもはや「広告」では無いのかもしれない。
アメリカにはもっと恐ろしいサービスがある。
例えば店舗で商品のバーコードをモバイルカメラで読み取ったとしよう。そうするとモバイル端末から瞬時にネットへアクセスし、その商品が自分のいる場所の半径数キロ以内で販売されている店舗と、その価格を地図付きでリアルに表示するサービスだ。
怖いでしょ?
こうなれば、店側としては今まで予想もしていなかった対策を練らなければならないし、そういった情報合戦をいかに有効に活用し、各ユーザーに対してどうやって速く、的確に知らせなければならないかを考えなければならない。
そうすると、今までの概念を完全にとっぱらったようなビジネスを考えて行かないと、今ある仕事も根底から崩壊するかもしれない。
ひょっとしたら「マス広告」でも「ネット広告」でもなく、店頭広告に力を注いだ方が良いのかもしれない。。。
2010年は、そういった意味で様々なターニングポイントになる可能性もある。・・・そんな気がします。
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